高音域を伸ばしたいという事は良く耳にしますが、低音を伸ばしたいという声はあまり聞いたことがありません。
昨今の楽曲は高音域を多用する曲は多くありますが、低音域はそこまで使われていません。
女性であれば男性の曲を歌う際は低音の発声が難しかったりすると思います。男性であれば低く渋いカッコイイ声を出したいと思ったことはありませんか?
低くて渋い声は音の低さだけでなく厚みにも影響します。ただ低いだけの声はこもってしまいボソボソと話しているだけにしか聞こえません。
ここでは低い声に関して解説してきます。
最初に言っておきますが、低音域を伸ばすのは難しいです。声帯のメカニズム的にも限界はある程度決まっていますが多少は低音域を伸ばすことは出来ます。
低音域が伸ばしにくい理由
声の音程とは声帯の厚みで決まります。男性も声変わりをする前のは女性と音域は変わりません。
喉仏が出てき、声変わりをすると声帯が厚くなります。そのため、男性は女性に比べて声帯が厚いので声が低いのです。
声帯が薄くなれば音は高くなり、厚くなれば音は高くなります。
高音域を出すためには声帯を声帯周りに筋肉で引っ張り声帯を薄くすることで伸ばすことが出来ます。低音域は声帯を厚くすることで伸ばすことが出来ますが、声帯を厚さは人によって違いはあるもの今以上に厚くすることは出来ません。
その為、話声を基準として更に低い声を出すことは限界があります。
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低音域を伸ばす方法
低音を伸ばす方法には二つのタイプがあります。
- 音程として低音域を伸ばしたい
- 低音の強い厚みのある声を出したい
低い音程を伸ばしたい
低い音程を出すポイント
- 喉を開く
- リラックス
- 腹式発声
- 胸の共鳴
- 喉仏を下げる
ポイント上の3つは通常の発声と変わりませんが、喉仏を下げている状態で同じことが出来ている必要があります。
喉仏を下げようと意識しすぎると喉に力が入りやすく、腹式発声も
厚みのある声を出したい
低音の厚みの合う声と低音は違うの?と思うかもしれませんが、厚みのある声は低く聞こえます。
声が太く厚い人が高音域を綺麗に歌い上げると、聞き手としては低く聞こえたりし、実際に自分で歌ってみると思っている以上に高かったりします。
イケボを出したいって人は低音を意識するよりも厚みのある声を意識することが大事です。