デスボイス・スクリーム ミックスボイス

ONE OK ROCK「Taka」の様な高音シャウトの出し方【初心者必見】

ミックスボイス、ミックスボイス出し方、高い声、高音域、ミドルボイス、ONE OK ROCK、taka

以前もデスボイスの出し方の記事を書きましたが今回はフライスクリームのみ単体で出し方をまとめました。

以前の記事はこちら↓

デスボイスの出し方
【デスボイスの出し方まとめ】初心者必見!喉に負荷をかけない出し方

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フライスクリームとは

フライスクリームとは別名スクリーチとも呼ばれています。
日本で売れているアーティストで使っているバンドは実際あんまりありません。

しいて上げるのであれば、

myfirststory

 

oneokrock

この編ですかね。兄弟そろってと言う感じですが、ある程度知名度のあるバンドだとこの辺なんだと思います。
だた使っていると言ってもそこまでガッツリは使っていませんね。歌いまわしの一環として少し歪みを混ぜている感じです。

個人的には日本でと言えばcoldrainですね。
グロウルとフライスクリームが入り混じっている感じですね。音域的にも高めであり、グロウルとフライスクリームの切り替えが若干割りにくいですかね?

coldrain

フライスクリームの仕組み

まず簡単に説明をすると、裏声で声帯を確りと閉じ息を過量に吐き歪みを作ったものがフライスクリームです。
グロウルとは出し方が異なります。

フライスクリームの基本の声になるのは地声ではなく裏声です。
ミックスボイスって聞いたことあると思いますが、これに近いです。

少しミックスボイスの仕組みの話をします。

裏声を出し、声帯を引っ張り伸ばします。(輪状甲状筋)その状態で声帯と閉じて地声と同じように響きのある声へと移行します。(甲状披裂筋)
この引っ張って、閉じる、このバランスが上手く取れた時にミックスボイスを出すことが出来ます。

ミックスボイスの状態にエッジボイス【歪み】を加えた物がフライスクリームとなるわけです。
MyFirstStoryなど聞いてもられば分かると思いますが、明らかにミックスボイスから移行していますよね。
移行しているというよりも、ミックボイスにエッジが混ざってそのままフライスクリームにいってます。これが出し方のヒントともなります。

番外編【マキシマムザホルモン】

上記で書いたように裏声で声帯を閉じ過度に息を吐いたものがフライスクリームですが、これをグロウルの状態つまり裏声で声帯を若干開き歪みを使った状態での発声、たぶんグロウルに属すると思うんですが厳密な呼び名は分かりませんが、これはマキシマムザホルモンのダイスケはんが使っているようなデスボイスになります。

フライスクリームとどっちが簡単かと言われると、、、難しいです。
答えるのが難しいです。私の場合はフライスクリームの方が出しやすいですかね。慣れの問題かもしれません。

マキシマムザホルモン
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フライスクリームの出し方

出すための手順を踏んでいきしょう。
もし出来ている場合は飛ばして構いません。

注意点:

フライスクリームは喉が痛くなりません。ですが間違った発声を行ってしまうと喉を傷めてしまう可能性があります。
辛くもありません。喉に対して、辛い、痛いなんてことを感じたらまず出し方間違っています。すぐやめましょう。
無理はしない!無理して出てもそれは間違ってます!自己責任でお願いします!

フライスクリーム 練習①

強い裏声を出せるようになる。
強い裏声とは息漏れの少ない裏声です。ミックスボイスを練習したことのある人であれば、ここは飛ばしても大丈夫だと思います。
少なくとも裏声で20秒程度はロングトーン出来るようになりましょう。

ミックスボイスの出し方

練習としては裏声を出すこと!です。
この時に「強い」は「力」だと勘違いしないようにしてください。力んでしまうと裏声が上手く出せません。力を抜いて息は漏れていても構いません。
まず裏声を普通に出せるようになりましょ。

フライスクリーム 練習②

裏声でエッジボイスを出す。
この裏声に歪みを加えていきます。地声でエッジボイスを出してまずエッジボイスの感覚を覚えましょう。
ここでのポイントは3つです。

・力を絶対に入れない【力まない】
・ハミングの状態で練習する
・鼻腔への響きを感じる【鼻腔共鳴】

この3点をやっていきましょう。

コツとしては裏声で声を出している時に声帯で息を止めましょう。
声帯がしまる感覚を感じられると思います、この声帯が締まる感覚を感じつつ、裏声⇒声帯閉じる⇒裏声と続けて出していきましょう。
声帯閉じた後に裏声を出した時にプツプツとしたエッジボイスのらしき音が出始めると思います。この響きを鼻腔に響かせるつもりで出していきましょう。
鼻腔に響きを集めにくい場合は、軟口蓋近辺にブツブツした響きが集まるように意識しましょう。
音は「ナ」で出すイメージです。ナ行は鼻に響きやすいため鼻腔での共鳴を感じやすくなります。

フライスクリーム 練習③

エッジボイスの歪みを保ったまま声を出しましょう。
ここで息を多く、強くは吐きすぎると声帯が息で開いてしまい歪が消えてしまいます。

息の量はため息程度で良いです。
この状態で「ナ行・な・に・ぬ・ね・の」を発音できるように練習しましょう。
ここまでくれば、後は歌に混ぜるだけです。

歌に歪みをミックスする

歌に歪みをミックスしていきます。
歌っている時に声帯を調整して、歪みを作ります。音源としてはやはりMyFirstStoryが分かりやすいかと思います。上の動画で1:53らへんのロングトーンの最後はエッジが混じっています。
歪と言うほどではありませんが、若干エッジ交じりで抜けています。この感じをマネします。ここでグロウルに抜けるか、フライスクリームに抜けるかは自分の感覚次第ですが、まずはエッジを作ることを意識しましょう。

日本人のスクリームは微妙?

批判している人もいますが、これって声質の問題です。
薄いなんて言う人もいますが、薄く作っているのか?それとも薄くなってしまっているのか?この辺で結構違いますよね。
元の声質にもかなり影響しますが、声質自体もある程度調整することが出来ます。響きを抑えれば片目で薄い声になり、響きを確りと作れば厚めの声になります。
スクリームに限らず、グロウルもそうです。日本人だからと言うよりも、聴く人の好みで日本人だと薄く感じるというだけだと思いますけどね。

何よりも日本で海外のガチデスメタルバンドのスクリームが受け入れられるんですか?って感じもありますよね。
受け入れられていないから日本ではデスメタルというジャンルがかなりマイナーなんだと思いますよ。

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