ボイトレを受けたことがある人の方が少数であり、普段からボイトレを受ける機会はないと思います。
ボイトレを受けたみたいけど、本当に効果が出るのか不安。ボイトレって何するのか分からない。
最初に断言しておきますが、ボイトレは効果があります。
ボイトレに通う一番のメリット
ボイトレの一番のメリットは、講師に聞いてもらえることです。
歌を歌う事の正解は自分では非常に分かりにくく、録音して聞いてみても最初は自分の声を客観的に聞くことは難しいです。
講師の目の前で歌い、ダメ出しを受けることで自分の弱点を知ることが出来、対策を教えてもらえます。ダメ出しを受けるのは辛いかもしれませんが、自分の出来ていない部分を知ることはとても大事です、上手くなるとは何かを良くするです、その「何か」が分からなければ直すことも出来ません。
レスポンスの速さも重要です。
もし自分の声を客観的に気ことが出来たとして、歌っていた時の自<>分の状態を覚えていられるか分かりません。
例えば、カラオケなどで良くあると思いますがサビの部分が上手く歌えた、声が良く出た、と思っても次の瞬間にはどうやって声を出していたのか分からなくなること無いですか?
声を作っている部分は目では見えず何故上手く歌うことが出来たのが分からず、気が付くと元の歌う方に戻ってしまい上手くなるキッカケを逃してしまいます。
ポイント
自分の弱点、ダメな所を知る事
ボイトレで一番重要な事
ボイトレとは、歌を上手く歌う事が目的ですが、その中でも一番の目的はキッカケを掴むことです。
歌を歌うこと自体は誰もが出来ますが、上手く歌えない人は歌う方法を知らないだけです。このキッカケを掴むことが非常に大事です。何もしてないのに歌が上手い人はそのキッカケ自然にたどり着けた人です。
キッカケを掴んだ後は自分で練習をするだけでも十分に上手くなります。このキッカケは独学でも得る事は出来ますが、ボイトレを受ける事でキッカケに辿り着くまでの時間を短く出来ます。
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ボイトレ独学で効果が得られにくい理由
ボイトレは独学でも出来ますが、効果が得られにくいです。
効果が得られにくい一番の理由が、正解が分からないからです。
ボイトレとは、声のトレーニングです。声の出している声帯は見えません、自分が聞いている声と周りが聞いている自分の声は違います。
録音して聞いても自分の声を客観的に聞くことは難しいです。
何よりも、正しい歌い方が分からない状態で正しい歌い方が出来ているかは自分では分かりません。高い声が出た!いつもより声が出た!だから上手くなってる、とは限りません。
独学で自分では上手く歌えるようになったと思っても周りからはそう思われていないかもしれません。
Youtubeでも多数のボイトレ動画上がっていますが、一方通行です。
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ボイトレの正しい受け方
ポイント
- 歌に対する指摘を受け入れる
- 自分のダメなポイントを知る
- ボイトレの中で講師からOKを貰ったポイントの感覚を意識する
- ポイントを意識して練習し続ける
- 次のボイトレでポイントが正しく出来ているか確認してもらう
上記1-5の繰り返しです。
まずは正しい歌い方のキッカケを掴み、そのキッカケを逃さないように練習し続けます。続けないとすぐに忘れます、一晩眠るだけでも忘れてしまう可能性もあるので録音や自分なりの感覚をメモするのもお勧め。
次ボイトレを受ける時に、練習していたことが正しい方向に行っているかを確認してもらう。
ここで間違っている場合もあります、その場合は再度キッカケを得られるように助言をもらいましょう。
ボイトレの効果を上げる方法
ボイトレは受け方が効果が変わります。
練習もせずただボイトレに通っても効果は得られません。ボイトレに通ってるだけで上手くなるわけではありません。塾に通えば頭が良くなるわけではないのと同じです。
最大限効果を引き上げられるボイトレの受け方を紹介していきます。
目標を決めて伝える
ボイトレを受ける前に自分の目標を確りと決めるが大切です。
- 高い声が出したい
- もっと声を厚くしたい
- 正しい発声が出来るようになりたい
- 音程を安定させたい
目標はそれぞれですが、目標を講師に伝えましょう。なりたい形が明確なほど指摘も明確に出来ます。
思考し試行する
自分の歌っている状態を考えましょう。
声帯がどういう状態なのか、腹式呼吸が出来ているかなど考えて歌ってみましょう。考える事は自分の間違いに気が付くポイントであり、キッカケを得るためには非常に重要です。
自分の癖を治す場合などでも有効です、考えて意識することで間違った癖が治るのも早くなります。
録音、録画、メモ
ボイトレ教室によっては録画や録音の許可は必要ですが、後で見返すことが出来る為ポイントを理解するための助けになります。ポイントをメモするだけでも練習する際に見直し意識することで効果を上げることが出来ます。
自分の感覚を説明する
感覚を説明することは結構難しいですが、相手に対して今自分が感じている感覚を伝える事で的確なアドバイスを貰える可能性が上がります。
納得するまで質問する
ボイトレはイメージで説明になることが多く、理解が難しい部分が多々あります。
お腹から声を出す、はイメージであり実際にお腹から声は出ません。でもイメージが確りとしていた方が歌の上達は早いです。
ボイトレでのイメージ
ボイトレは見えない部分に対するトレーニングです。
もし見える部分であれば、「もう少し声帯閉じて」なんて明確な指摘が出来ますが見えません。
具体的に説明をする講師もいれば完全にイメージで説明する講師もいます。そのイメージは講師が歌っている時のイメージを分かりやすくしたものです。
歌が上手い人は大体歌う時のイメージや感覚を持っています。その感覚を自分で掴むためにも自分なりに納得しなければいけません。
専門用語はある程度覚える
ボイトレでは専門語用語はあまり使いません。生徒さんが知らない言葉なるべき使わないようにしているはずです。
その為、説明が長くなりがち。私の場合は専門用語をある程度知っている人の方が説明しやすいです。
ネットに出回っている程度の専門用語は頭に入れておき、専門語用多少知ってますアピールをすれば講師もそれに合わせて説明をしてくれると思います。
ボイトレ中に練習しない
ボイトレで最大限効果を得たいのであればボイトレ中に練習しないようにしましょう。
ボイトレの時間は大体1時間程度です、その時間内でキッカケを得るためにはボイトレは発表の場だと思う事、全力で歌い指摘を受ける場です。
例えば、「高い声を綺麗に出したい」と目標を掲げているにも関わらず、まったくリズムが取れていない。これは目標を間違っているか、練習不足です。
目標が「リズムを確りと取れるようにしたい」であれば間違っていませんが、こんな状態でボイトレを受けてもまず高い声は出るようになりません。当然リズムを指摘されて時間が過ぎるだけです。
ボイトレの効果が出るまでの期間
人によりますが、週1回の講習で3ヵ月程度で変化が見えてくる人が多いです。
キッカケを早く掴み身にできる人ほど伸びが早いです。上達の早い人に共通していることは、歌を聞けば練習していることが分かる人です。1の指摘を1-2回のボイトレの間には良くしてきます。
ボイトレを受けている時だけしか練習していない人はほぼ上手くなりません。上手くならない人には毎回同じ指摘をしがちです。
独学でのボイトレのポイント
ボイトレ通う時間がない、近くにボイトレを受けられる場所がないって人でも歌が上手くなることは出来ます。
独学でボイトレを行う場合、必ず何か教材を準備しましょう。ただカラオケで歌い続ければ上手くなるわけではありません。
独学でも自分の弱点を知る必要が在ります。独学で自分の弱点を知るためには正しい歌い方についても知識が必要です。
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教材は同じ作者の物を選ぶ
同じ作者を選ぶ理由は、ボイトレは講師に教える順番や流れが違い、説明の仕方も人によって違うからです。
複数の作者の教材で学ぶと「言ってることが全然違う」となってしまいます。言ってることは同じなんですが結構言い回しでイメージが変わってしまうんです。
その為、教材は同じ作者を選ぶようにしましょう。
まとめ
ボイトレの効果を上げたいのであれば自分が努力する必要があります。
歌は確実に上手くなりますが、練習は必要です。楽しく歌いたい曲を歌えるようになりたいと思うのであれば是非ボイトレを受けてみることをお勧めします。
好きに歌うことも楽しいですが、ボイトレを受ける事で歌える曲が増えるのはもっと楽しいです。歌が上手くなれば自信にも繋がり歌うことが更に楽しくなります。