ミックスボイス

好きな歌手から学ぶ!好みのミックスボイスの声質で歌おう

地声もそうですが、ミックスボイスも共鳴させる場所により、声の質を変化させることができます。

自分の出せる声質は、声帯や、顔の形(響きの空間)などで「自分の声質」という変えられない部分は当然ありますが、ベースの声に対して響かせる場所を意識して行うことにより、声質を変化させることができます。

男性が女声、女性が男声を出したりしているのも原理は同じで響かせる場所や声帯の使い方をコントロールしたものです。

 

事前知識として知っておくこと

  • 低い声程下の方で共鳴しやすい
  • 高い声程上の方で響きやすい
  • 下の方の響きの方が柔らかく、太くなる
  • 上の方の響きの方が硬く、鋭くなる

 胸→喉→口→鼻→頭 

ミックスボイスの出し方、仕組み
ミックスボイスの出し方とコツ!仕組みを理解し高音域を歌う

硬く鋭いミックスボイス、ハイラリ

細い 、鋭い、硬い、中性的なような声を出す方法、共鳴部分は鼻と頭がメインになります。

もう一つポイントとなるのがハイラリです。

ハイラリとは

ハイラリとは喉仏が上がっている状態をいいます。

ただ一定の位置から少し上がっている状態を指します、喉締めとは少し違うので勘違いしないようにしましょう。

共鳴させる部分を上の方に意識して発声します。

ミックスを完全に使いこなせていない場合自然とハイラリになってしまう人も多く、最初ミックスを出せた時に大体の人がこの硬く、鋭いハイラリのミックスになっていると思います。

Xのtoshi、B'zの稲葉浩二はこのミックスボイスです。

B'z 稲葉浩二から学ぶ

稲葉浩志

稲葉さんは鋭いミックスを使用してます、ライブ映像などを見るとハイラリになっていますね。

ただ地声の声質もありますが換声点を感じることなくミックスに移行しています、それにミックスボイスの音域も広く低音域も自然な声質で歌っています。

稲葉さんのような声を出したい!という人はまず低音域のミックスを練習しましょう、地声から高音域でミックスに移行するとこの声質の場合あからさまに喚声点が変わってしまいます。

かつ地声からの喚声点ですが、地声で歌っている時も鼻腔共鳴への意識を強く持ちましょう、そうすることにより声質をミックスに近づけることができ喚声点が変わりにくくなります。

地声の音域で口腔、胸などに強い響きを持ってしまうと声だ太くなってしまいます。

sheer、ボイトレ教室、シアーミュージック
sheer、ボイトレ教室、シアーミュージック

太く、地声のようなミックスボイス、ロウラリ

胸、喉、口に強く共鳴させて地声と同じような太めの声質を保ちつつ高音域を出す方法です。

上記でハイラリの説明をしましたが、こっちはロウラリです。

ロウラリとは

喉仏を下に下げている状態、実際は下げるというよりも上げないように一定の位置で保つ

高音域はどうしても響きが上の方にいきます、単純に高い声は頭、鼻腔に響きやすいからです。

ただ上の方に共鳴を集中させると声は自然と鋭く細くなります、この響きを喉、口に意識して響かせることにより太めの地声のような声を出すことができます。

響かせる場所のイメージとして、うなじらへんに響きを集めると口腔によく声が響き太めの声になります、ですが音程によっては限界がありすべての音を太く出すことは不可能です。

高い声程低い場所に響きを持っていくことを意識して声を出しましょう。

練習方法としては、ハミングでミックスボイスを出し口腔への響きを感じ覚えることが一番の近道です。

響きとは別の原因として、声帯の閉鎖が弱いと裏声に近くなってしまい声が細くなってしまいます、地声と同じだけの声帯閉鎖をミックスでも行るようになればそれだけ芯のある太い声が出せるようになります。

 

遠藤正明から学ぶ

 

遠藤正明高音域がかなり広く、かつまるで地声か?と思ってしまうほど太い声で高音域までスムーズに発声をしています、かなりすごいです。

こんな高音域を出したい!と目標にされている方も多いんではないでしょうか。

太い声を出す方法として息を沢山使うという方法があります、息を細くはいた方が高音域は出しやすですが、息を細くはくということは喉、口に響きを持っていきにくくなり当然声は細くなります。

では息を細くはかなければいいじゃん、ということになりますが、その場合それに見合った閉鎖の力、肺活量が必要になります。

遠藤伝説でもあるように肺活量は半端ないです、かつ首が太い、首が太いということは喉の共鳴が強くなり太い声が出やすいというか出てしまいます。海外のアーティストでも首の太い人は大体太くよく響く声を持っています。

どこをマネできるかというと、高音域へ行っても喉、口の響きを手放さないことにより地声の延長のような声を出している部分、もう一つは地声からミックスへの切り替えを早い段階で行っていることですかね。

低音域のミックスを習得することは即ち太いミックスを出すことができることと同義です。響きのある低音裏声を鍛え、そこからミックスの下の音域を伸ばしていきましょう。

特殊:天然ミックスボイス

この方々は最初からミックスボイスを使えている人達です。

使えているというか自然とそうなってしまう、という方が正しいですね。自然にミックスが出せる人は地声が極端に弱かったり地声の出し方がわからないなんて人もいます。

GALNERYUS 小野正利

ゆず 岩沢 厚治

なんかはたぶん天然なんではないでしょうか、地の音域が高く普通の澄んだ綺麗な声が特徴ですね。

sheer、ボイトレ教室、シアーミュージック

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