ミックスボイス

【喚声点をなくす】ミックスボイス,地声を一本化するための2つの方法

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地声の音域を広げたい、ミックスボイスと上手く繋げたいけど声質が変わってしまいと言う人は沢山います。

地声、ミックスボイス、裏声と発声方法によって声の質が変わる境目を喚声点と言います。

喚声点が何故生まれてしまうのかを知ることが一番解決への近道です。このページでは喚声点が生まれてしまう理由と改善する方法について説明をしていきます。

理由を知ることで更に音域は広がり、下から上まで違和感なく声を出すことが出来るようになります。

喚声点とは

喚声点とは、地声↔ミックボイス↔裏声 のように声の出し方が切り替わる時に起こります。

太い地声がミックスボイスなることでいきなり細くなり違和感が生まれてしまう状態ですね。

2種類の喚声点

場所としては同じですが、上から下、下から上の2種類が存在します。

大体の人は下から上の喚声点で悩んでいると思いますが、上から下へのトレーニングを行う方が効果としては高いです。

ミックスボイス⇔裏声

この場合はそこまで喚声点を感じる人はいないと思います、違いと言えば声帯の閉鎖をなくしただけということもありますが、簡単に考えればミックスに息漏れを加えたものが裏声ですから、声質の違い自体がそこまでありません。ただ喚声点を感じにくいだけで存在はします。

地声⇔ミックスボイス

地声からミックスボイスへの変化は、輪状甲状筋が強くなり甲状披裂筋が弱くなりやすくなります。
分かりやすく言えば、裏声に近づき地声成分が弱くなっているってことです。

意識としては裏声に変わるような変化を感じると思います。

喚声点をなくす方法

喚声点をなくす方法は2種類あります。

  • 喚声点を通らない
  • 喚声点を広げる

喚声点を通らない

喚声点を通らない、つまり地声の音域とミックスボイスの音域を広げることです。

ミックスボイスの音域が広いアーティストは地声を使わないで歌っている場合が多いです。更にミックスボイスしか出せない人も存在します。それくらいミックスボイスの音域を広げることは可能なのです。

今日本のアーティストの音域が広がっている一つの理由としてミックスボイスを使う人が増えたからと言うこともあります。

先ほど2種類の方法があると書きましたが、本当は一種類なんです。喚声点を通らなくても歌い切れるくらいに音域を広げることが喚声点を広げることに繋がります。

喚声点を広げる

喚声点が生まれてしまっている多くの人は限界に近い場所で声の切り替えを行おうとしてしまっています。

下の図を見てみましょう。

ミックスボイス音域②

ミックスボイスの音域と地声、裏声の音域はかなり重なっています。

ミックスボイスの音域を広げることで特定の場所ではなくどの場所でも切り替えが行えるようになります。これにより喚声点はほぼ分からなくなります。

地声の限界に近い場所で切り替えしようとすると喉が緊張してしまい力みの原因にもなります。

余裕を持って歌える音域で行えばそういったことも起こりません。

ミックスボイスの音域を広げる

聞いたことがある人もいると思いますが、プロの方でも一曲通してミックスのみで歌っているも結構いっぱいいます。

つまりミックスで低音域も出せるようになれば、喚声点という存在すらなくすことができます。

ここで注意点ですが、張り上げでミックスを出している人はまず低音域を綺麗に出すことはできません、ただの息漏れのある裏声になってしまいます。

ミックスボイスを出すには力のバランスが重要です。

文字に起こしてみると、

高音域  輪状甲状筋<甲状披裂筋

中音域  輪状甲状筋=甲状披裂筋

低音域  輪状甲状筋>甲状披裂筋

ざっくり書くとこんな感じになります。

これは強さを表しているのでなく、高音域なると輪状甲状筋が働きやすくなり、甲状披裂筋が使いにくくなります、意識する割合を示しています。

ヘッドボイスは出るけど、ミックスはちょっと、と言う人は輪状甲状筋が弱く中音域になるとうまく発声ができなくなるためミックスになりません。

※輪状甲状筋=裏声で主に使用する、声帯を引っ張るための力

甲状披裂筋=地声で主に使用する、声帯を引っ張る力

つまり低音域を出すためには輪状甲状筋、声帯を引っ張る力を鍛える必要があります。

弱い状態で低音域に行くとそのまま地声に変わってしまいます、高音域で裏声に裏返ってしまうのと同じ感覚です。裏返る瞬間が喚声点として一番わかりやすい場所でもあります。

息の太さをイメージしよう

地声、ミックスボイス、ミドルボイス上記のへたくそな絵を見てください。ざっくりですが大体の人がこんな感じの息の使い方を行っています。

  • 太い地声  太い地声とは低音域、ため息に近い息の使い方、胸に響かせるときの息の使い方、喉全体を使って息を吐いていることが感じられると思います。
  • 細い地声 鼻腔など高い位置に響きを持っていくと自然と息は細くなります。細くなるというか細いほうが高い声が出しやすいためそうなります。
  • ミックスボイス これは裏声の解説の時に書いたことですが細く息を吐き声帯の一部のみを振動させるため細い息になります。
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太いミックスボイスを出そうとする人、喚声点をなくそうとする人はミックスボイスを太くすることをまず考えますが、逆の発想です。

喚声点に近い地声の部分を細くすることにより、喉の形が近くなり変化がわかりにくくなります。

ミックスボイスの低音を強化すると同時にミックスボイスと地声の喉の形を近づけることで喚声点をほぼわからなくすることができます。

最後に

まず第一に低音域のミックスボイスを出すことが一番の近道です。

練習の仕方も、いきなり下から練習するのではなく、上から徐々に下に下げていきましょう。

声帯のコントロールを学ぶ

声帯のコントロール、ストレッチや強化を一番分かりやすく身に着けることが出来る教材があります。

声帯の感覚は掴んでしまえば手を動かすのと同じくらい簡単に出来ますが、その感覚をつかむことが出来なければ何年もかかる場合もあります。
すぐに声帯を自由に扱えるようになりたい人とは是非!

高音域ボイストーニング

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