腹式呼吸の方法【息の使い方】歌が楽になり上手くなるための腹式呼吸

歌の為の腹式呼吸とは

man
腹式呼吸と息の使い方が大切ってことですか?
腹式呼吸を行うことにより「息の強さの調整する」「息が安定する」この二点のことが得られるんですよ。
先生
少し分かりにくいかもしれないので、ここでリコーダーで例えてみよう

小学校なんかでみんな使ったことがあるでしょう。
リコーダーは息を吹き込むことで音が鳴りますよね。

では、大きな音を出そうとして無理やり大量の息を吹き込むとどうなりますか?

先生
man
音が大きくなる?ですか?
間違っていませんが、音が大きくなり音が割れます。
これは歌う時も同じで、高い声だったり大きな声を出そうと無理に息を使うと音が歪んだり、割れた聞き苦しい声になります。
それに息を沢山吐いているため、すぐに息切れしてしまいます。

「安定」も同じように、一定の量で息を吹かなければ音が揺れてしまいます。
歌っている時に音程によって音量が安定しないっていうのは、これと同じ原因です。

先生
man
なるほど、なるほど
無理やり息を使うのではなく、自分で強さを調整するためだったり一定の音量で歌うために必要なんですね。
その通りです。
これが出来るようになれば、息が続く時間も長くなります。
声帯への負担も減り喉も枯れにくく歌うことが出来ます。
先生
man
胸式呼吸はダメなんですか?肺って胸にありますよね?
ダメとは言いませんが、歌うことにはあまり向いていません。
確かに肺は胸にありますが、胸って言うのは肋骨で守られているため筋肉による調整が出来ないんです。
腹式呼吸も胸式呼吸も当然「肺」に空気を入れています。
細かい部分はこの後説明しますので少しお待ちください。

先生

てな感じですね。

息をお腹で支えるなんて言われ方をするのもこれが理由です。
お腹で支えないと、ただ息が漏れてしまう、沢山息を使いたくても調整が出来ません。
このあたりの理由から腹式呼吸が大事だよ、必要だよって言われています。

ポイント

  • 腹式呼吸は息を調整するために行う(無駄に使わない為)
  • 腹式呼吸は安定して息を吐くために行う

歌の為の腹式呼吸のやり方

さて本題です。

腹式呼吸のやり方の解説を始めますよ。
なるべく具体的に解説していきますが、若干感覚になってしまう部分もありますので見つつ実践してみて下さい。

肺、横隔膜、腹式呼吸

まずざっくりとやり方を説明し、それを細かく解説していきますね。 青いマッチョの画像の赤丸の部分に息を吸い、膨らませます。この段階では力を入れないことただ息を吸うだけです。 場所としてはへその少し上からミゾオチまでのゾーンです。
先生
man
綺麗に割れた腹筋ですね。
猫背になっている人はここに空気を入れることで背筋が伸びるのを感じられると思います。 まずここに息を入れる、息を吐くを繰り返しましょう。
この時にマッチョの青丸の所へは息を入れないようにしましょう

では、ここに息が8割程度入った状態で息を止め、お腹のふくらみを維持します。
この時に胸や喉に力が入らないように注意しましょう。もし力が入ってしまう人は首を揺らしたり、腕を回したりと力を抜きましょう。

先生
man
お腹には力が入ってしまうのは良いんですよね?
力を入れるほどの力を入れる必要はありません。
先生
man
難しいですね。どのくらいの力なら良いんですか?
力を入れるのではなく、維持するんです。 では、バンザイをしてみて下さい。手をゆっくりと上に上げていってください。 これは筋肉を使っていますが、力が入っていますか?
先生
man
力を入れているってほどではないですね。
そうですね。 そのまま1分間維持してみましょう。
先生
man
力が入っている感覚はありませんが、腕が疲れます。もういいですか?
お疲れ様です。 先ほどの「どのくらいの力をいれるのか?」という質問の答えがこれです。 維持する程度の力で構いません。
先生
良く勘違いをしている方がいますが、強い力を使うための腹筋ではなく、維持をするための腹筋です。
先生
man
維持するためですか。確かに歌一曲3-4分あると考えるとこれをそれだけ維持するのは結構維持する力が必要ですね。
ここまで大丈夫そうですね。 では次は維持した状態から息を出してみましょう。 普通に吐くのではなく、リップロールで行きましょう。
先生
あぁ息をはいて唇プルプルするやつですね。
先生
man
先ほどやった通りお腹を維持した状態で、リップロールをやります。 この時、息を押し出そうなんて邪念は捨ててください。 維持するのはお腹のふくらみであって、息は関係ありません。

ポイント

お腹を維持する+リップロールを行う時に、リップロールではなく「唇をプルプルする」という気持ちで行ってください。
唇をプルプルさせたら結果的に息も出ている状態です。

この時に息を最後まで吐き切ろうとすると、背中のへその裏側にも力が入っているでしょう?
先生
man
はい、なんかこう前と後ろから押し出している感じになります。
そうです。 これで腹式呼吸の基礎は完了です。
先生
man
こ、これだけですか?
そうです。 これだけです。この息の使い方を自然に出来るようになりましょう。
先生

ポイント

  • 腹式呼吸での力は維持するための力
  • 腹式呼吸はお腹から息を押し出す

 

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ここまでやったことの理屈を説明しています。

もう一回画像を見てみましょう。

肺、横隔膜、腹式呼吸

先ほど、赤丸を膨らませたのは丁度そこが横隔膜の位置だからです。
腹式呼吸のメリットは最初に説明したことと別にもう一つあります。肺は器官と繋がっています。肺を下に下げることで器官が下に下がり結果として喉の空間が広くなります。
ですが肺には筋肉がないため、横隔膜で下げ肺も一緒に下げています。

man
下に下げるなら青丸まで下げた方が良いんじゃないですか?

確かにその通りですが、青丸の所に息をいきなり入れようとすると喉に力が入ってしまうんです。
喉に力が入ってしまうといくら腹式呼吸が出来ていても無意味と言っていいほど綺麗に声は出ません。

喉の脱力に関しては↓

腹式呼吸のやり方②

では先ほどの続きをやっていきましょう。 腹式呼吸の基礎は先ほど説明しましたが、ここからはその注意点と練習方法など説明していきます。
注意点
①喉、胸が力まないようにする
②お腹のふくらみを維持することに終始する
③へそより下には空気はいれない
④腹筋は力を入れない【維持した結果力が入るのはOK】
先生
man
とりあえず力抜いてお腹ふくらませればいいんですね。
そうです。 複数のことをやろうとすると無駄な力が入ってしまいます。 ここでやることは「力を抜く」「お腹を膨らませる」この二点だけです。 お勧めの練習方法はハミングです。 口を閉じ、んーんー言うあれです。 ハミングだと喉に力が入りにくいため練習には最適です。ハミングを出しつつお腹で息の強さを調整して音を出してみましょう。 お腹のふくらみを凹ませるのではなく、さらに押し出すように息を強くするのがコツです。
先生
man
腹式呼吸ってこれだけなんですか?
そうです。 腹式呼吸とは歌を歌うための一部であり、これだけ出来ても意味はありません。 そのため、腹式呼吸だけであれば簡単に出来るんです。 他のことと同時に行うと結構難しいんですよ。
先生
man
なるほど、これだけ出来ても意味ないんですね。 ちなみに腹式呼吸の次は何をやるのが良いですか?
喉を開くことですね。 それと同時進行で脱力もですね。 喉を開く、脱力、腹式呼吸はセットのようなものなので次はこの辺りですね。
先生
man
では次はこれですね!

 

ここまでのポイント

  • 腹式呼吸だけでは意味はない
  • 腹式呼吸は無意識に行うもの
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